新実装ウマ娘「シーザリオ」性能評価&解説

ウマ娘
調教助手Ma氏
調教助手Ma氏

本日は新実装ウマ娘シーザリオ性能評価&解説回でございます。

昨今のウマ娘は元馬に性能をかなり寄せている傾向が見られますので、その辺りも含めて解説出来ればと思います。

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新実装 シーザリオ 性能評価

全体像

キャラ性能としてはマイルや先行にもAを貰いましたが、基本的には中距離の特に2,400mの差し、或いは追込という性能です。
現状では「2,400m戦=王手」という図式なのでしばらくは差しがメインになると思われますが、将来的には追込改造のほうが強くなる可能性もありますね。

詳細はスキル個別に解説していきますが、競馬用語的にはいわゆる「スローのよーいドン」型の、いかにもシーザリオっぽい性能になっています。

 

固有スキルと進化スキル

固有:Guilding Sea

加速部分を活かすためには2,400mでないといけませんので「2,400m戦専用スキル」と捉えて良いでしょう。

問題は順位条件の狭さと位置(チャンミ基準:中団=5位~7位、後方=6位~7位)が結構キツめの判定なので、通常ドーベルの「彼方その先へ」の上位互換とも言い難い、という感じの評価です。
(※LoH基準だともう少し緩くなるので、どちらかというとLoH向きの性能とも言えます)

尚、継承加速としてはさらに微妙だと思います。

 

進化①:礎たれ

決死の覚悟の進化スキルになります。
アメリカンオークスをイメージしてのスキルかと思いましたが、あのレースは3角先頭(※当スキルは先頭だと発動しません)だったのでたぶん違いますね。

このスキル自体は弱くはないのですが、シーザリオ自身のキーポイントは「ちゃんと加速出来る(位置取りが出来る)かどうか」なので、そこがクリアできていればこのスキルも強烈に活きてくると思います。

 

進化②:麗しき転身

今回の「シーザリオたる所以」スキルです。

2,400m想定での解説としては「先行が少なければ強力だが、逆に先行が多い環境だと王手の不発に繋がるリスクがある」という評価になります。

なぜこのような仕様になっているのかというと、実シーザリオが勝利したオークスがまさにこういう展開だったから、だと思われます。
又、シーザリオ自身にも元々「序盤に行き脚が付かない」というクセみたいなのがあったようです。

シーザリオを待っていた方からすると微妙に感じるかもしれませんが、先ほども触れましたように「スローのよーいドン」にやけに強い馬というのは実際に存在します。
スローじゃないと飛んでこない(謎の)追込み馬みたいなのも居ますので、そういう個性だと思って頂ければ良いと思います。

尚、このスキルは白スキルでも金スキルでも「わずかに落とす」部分は同じ効果なので、使うなら進化スキル持ちのシーザリオが最も効果的です。

 

元馬シーザリオ 解説

画像:netkeiba.com様より

主な勝ち鞍:オークス、アメリカンオークス招待ステークス
同期のウマ娘:ラインクラフト、エアメサイア、デアリングハート

’Japanese superstar’は、「世界」と「世代」(とウマ娘)の懸け橋に。

通算戦績は6戦5勝、2着1回。
脚元が弱く故障がちだった為、早期での引退となってしまいましたが、鮮烈なレース内容と「世界」を意識した足取りは「記録より記憶に残る名馬」と言えるでしょう。

特にアメリカンオークスの勝利は日本調教馬の初米GⅠ勝利というだけでなく、父内国産(=父馬自身が日本産馬、という意味)としての海外GⅠ初勝利でした。
これは日本の競馬が全体を通して「世界と戦える水準にある」という事を証明した、という意味で非常に大きな挑戦・勝利だったと思います。

又、引退後に残した産駒達にはGⅠ馬が3頭もおり、特にシンボリクリスエスとの仔エピファネイアは24’年現在の日本競馬のトップ種牡馬としてデアリングタクト(※)等を輩出し、今まさに「シーザリオ系」として一大勢力を築いています。

このように、シーザリオ周りには多くの名馬が存在していますので、今後のウマ娘化を楽しみに期待しておきましょう。

 

最後に

※デアリングタクトの5代血統表には、

シンボリクリスエス、シーザリオ、デアリングハート、スペシャルウィーク、マルゼンスキー

の名前が在ります。

ウマ娘を通じて競馬の歴史を語れるようになるとは、面白い時代になりましたね。

というわけで、新実装ウマ娘シーザリオ性能評価&解説をお送り致しました。

本日もご拝読ありがとうございます。
また次回の記事でお会いしましょう。

 

 

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