【スプラ甲子園出場記念】チームリーダーKS27さん対談:「甲子園」で得たもの

チーム&コーチング
Merci.
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本日は、先日東海甲子園に出場しましたチーム「CRESCENT SHOWER」のキャプテンを務めるKS27さんに、甲子園出場に関するインタビューを行いましたので、その際の会話を記事にしたいと思います。
チームリーダーとして、又、個人としても初めて出場したスプラ甲子園への思いを語って頂きましたので、是非ご拝読くださいませ。

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Q:まずは「甲子園に出場した感想」を聞かせてください

KS27:まず自分個人の感想としては「ナワバリに対する意識の変化」をすごく感じるようになった事です。
今までは正直なところナワバリバトルって「どうせ残り30秒で終わるんでしょ」という考え方だったんですよね。それは、そもそも自分自身がナワバリバトルに関しては「右も左もわからない状態(※)」だった、という原因があって、それがチームとしての甲子園練習を通じて変化した、という事があります。

※KS27さんはスプラ2からのプレイヤーではあるものの、本格的に参戦したのは発売から2年弱経った後だったので、スプラ2時代のフェスの経験があまりない、という背景があります。

KS27「ナワバリバトルと向き合う」という経験を積むことで、フェス等でも「試合内容に対しての納得感」が以前と全然違いますし、そもそもナワバリに対するモチベーションがかなり高くなりました。
甲子園後にチーム内の会話で「ガチアサリでパワー更新を頑張りたい」と先日発言しましたが、「ガチナワバリ」のルールがもしあったら、むしろそっちを頑張りたいというのが本音、なくらいです(笑)

KS27:あとは甲子園出場を「家族で盛り上がれたというのが、とても楽しかったと言いますか「貴重な体験ができた」と思ってます。
YouTubeの配信を見ながら、自宅で姪っ子や祖母までが応援してくれたりして、まさに「甲子園」の名の通り「皆で盛り上がれた」というのが、個人的にはとても大きな価値を感じました。

KS27:ナワバリバトルって「どっちが多く塗ってるか」っていう、見た目にルールが単純明快じゃないですか? そういうのもあって「皆で楽しめるよね」っていう所が、すごく楽しいって言うか、すごく良いよねって感じました。
なので、甲子園練習も含めて全体を通じて、良い方向に繋がってますね。

 

Q:「甲子園練習」については、振り返ってみてどうですか?

KS27:そうですね・・・今、自分の「記録(※)」を見返しながら、思い出しながら話をしようと思ってるんですが、最初はまず「ブキ選定」のところからスタートしましたよね。

KS27:改めて思うの事は、やっぱり最初って「チームとしての方向性」を重視しないといけない、というのが道筋、だと思うんです。
ただその点で言えば、やっぱり僕だけの力というよりは、これは本当にお世辞とかじゃなくて、最初Merci.さんに「ある程度のレール」みたいなものを敷いてもらってた、っていうのが事実だと思うんです。

KS27:それは、メンバーのプレイ画面を見てアドバイスを頂いたりだとか、チームメンバーとして「誰を軸にして考えるか」とか、そういう点で。
正直、あの時点では皆「ナワバリ初心者」だったと思うんです。

KS27:練習を積んでいく過程で、各自のブキが何月で変わったとかは色々ありましたけど、練習時に向いてた「皆の方向性」っていうのは、練習が始まった時から一定の方向、同じ方向を向いていた、と言うのは事実だと思います。
で、正直僕は、ここが一番大きかった所だと思います。最終的に、根本的な部分で「迷う事」がほぼなかった、ですから。

KS27:で、チームとしては元々ある程度こういうブキを持ってやっていく、っていうのがあって、それを繰り返してやっていく事が出来てましたけど、ただ「悩んだ事」は無いんですけど、リーダーとして、チームとして問題点が出てきた所、っていうのは・・・ありますね。

※チーム活動は、いつ、だれとだれが、何のルールで何をしたか、をおおよそではありますが、全て「記録」してあり、それがチームのノウハウ(財産)になって蓄積されています。

 

Q:「問題点」とは、具体的にどのようなことですか?

KS27:練習し始めて2週間くらい経った頃、ですかね。
それは「ブキがしっくりこない」っていう話が出てきた事です。
その時に「どのブキを、どういうコンセプトで持ち替えるか」っていう所の悩みが、チームメンバーの中に出てきました。

KS27 :その時に、甲子園って「勝つこと」が一つの目標ではありますけど、やっぱり僕らのコンセプトって、楽しくないと意味がないというか、「ガチエンジョイじゃないですか。
なのでそういう時に、「最初にこのブキって決めたんだからこのブキを練習しろよ」みたいなのは、間違ったリーダーというか、違うんじゃないかと。

KS27:そういう部分の、気持ちの管理じゃないですけど、コンセプトからずれないように、楽しくしようよ、と。
且つ、「チームのバランスを保つ編成」の感じと言いますか、こういう所をすごく大事に考えていました。
これが、練習し始めて一か月くらい経って「ちょっと違うかな?」とチームの中で感じ始めた、問題点という感じですね。

 

KS27:で、ここで悩んだのが、メンバーに一人「ブキの持ち替えが出来る」人(以降A君)が居るんですが。
持ち替えが出来る事、っていうのはすごく幅が広くて、チームにとってもすごく良い事なんですけど、同時にそれは、僕らは練習時間がいっぱい取れるわけじゃないので、その中である程度絞ることも必要だ、という事も視野に入れながら、でも試してもらいながら「本人が持ちたいブキ」っていうのを探りながらしかもチームが最善になるような運営の仕方というか、マネジメントの仕方というか、そういう所を考えて・・・
で、その「模索する期間」が結構長く、1ヶ月半くらい続きました。

KS27:で、余計に悩んだ理由っていうのが、僕たちのチームはその「A君軸のチーム」だから、っていうのがあって。
そこの軸がぶれてしまうと、チーム方針はぶれなくても、「スプラトゥーンの試合自体」のブレが出てきてしまう。
軸のA君が「前のブキ」なのか「後ろのブキ」なのかでもすごく変わりますし。
なので、こういう所を慎重に模索した、検討した、っていうのがありました。

 

続:問題解決に向けてのアプローチ

KS27:正直なところ、「〇〇で行きましょう」と一旦決まったものの、やっぱりこう浮気じゃないですけど、別武器に気持ちが移ったりとか・・・、まぁ本人の「気持ちの不安の表れ」なのかなと考えていました。

KS27:ただこれも、チームとして甲子園を通じて良くなった事の一つだと思うんですけど、メンバー1人1人が「まずチームの事を考えて」動いてくれるようになったというのと、「自分がどうすべきなのか」という事を皆がすごく考えるようになった、という事を、リーダーの立場としてとても感じてはいました。

KS27「自分から意見を発する」という事自体は、チーム練習をやってきて勝ち取った絆みたいなものだと思います。最初は皆、遠慮してしゃべれないとかありましたから。
ブキを模索していく段階で「〇〇を試してみても良いですか?」みたいな事を、当たり前のように各自が考えて行動することになったのは良かったと思います。
ただ、記録に書けないくらいに、色々模索したのはしたんですけどね(笑)

KS27:そこで、僕が気を付けたのは、あくまで「方針だけはぶれないように」と。
ブキの模索は良いんですけど、チームとしての方向性だけはぶれないように、ぶらさないように、という事をかなり意識していました。

 

リーダーとしての「心構え」

KS27:そういう時に僕がリーダーとして心掛けようとしていた事があって、それは「良い意味で頑張りすぎないように」っていう事なんです。

KS27:これは、自分自身が「掛かり癖(焦って前のめりになること)」みたいなのがあって、わかってるけどそれでもそういう所が出ちゃう、というのもわかっていたので、良い意味で「自分がリーダーだと思いすぎないように」してました。

KS27:チームをプレイでも何もかも「自分で引っ張らないといけない」というのは、一流じゃない、と銘じると言うか意識してました。

KS27:なので、思い返してみると、リーダーとしての悩みって、ないんですよね(笑)
悩みじゃなければ何なのか・・・それをちょっと考えていたんですけど、まぁでも「思い返してみると悩みではない」っていうのは事実なんです。

 

「甲子園」で得たもの

KS27:今こうやって見返しても、もちろん試合の中の小さい後悔みたいなものはありますけど、そういうのは別にして基本的に後悔はなくて、むしろ「やってきた感」と言いますか、誇れる部分っていうのが大きくて、そういう所が「成長」、と言いますか。

KS27スプラを通して、チームを通して、甲子園を通して、「得れるものが大きすぎたな」と思います。
それはたぶん僕だけじゃない、とも思います。

 

KS27:あとはもう一つ、外面的にと言うか、実際の会場の「熱量」を感じれたのも大きかったですね。
スプラトゥーン3っていうコンテンツの「層の厚さ」みたいなのもすごく感じました。なんていうか、思っていたより色々な年代の人が居て、「皆で楽しめる感」がすごく良いですよね。
そもそも、うちのチームには50歳の方とかもいらっしゃるわけですし(笑)

KS27:あとは個人的には、家族がみんなでモニターを見ながら応援してくれた、っていうのが、なんか「こういうのって良くないですか?」って言いたいですね。

Merci.:それに関しては、私も当日までその話は知らなかったけど、それは本当にすごいことだと思いました(笑)

KS27:改めてですけど甲子園」っていうネーミング、やべぇな、と。
だって、2歳の姪が、どっちが勝ったか負けたかわかるんですよ?

両名:(笑)

KS27%が読めなくても、おっきいネコとちっさいネコ動きを見て、わかりますからね。
2歳の姪、70歳のおば、僕の姉、僕の親、が画面の前で応援してくれてる、って、そんな事あります?この歳になって。

KS27これがやっぱり、スプラ甲子園に実際行ってみて、感じた事、得られた事、ですね。
本当に、得られたものが大きすぎたと言いますか、めちゃくちゃ良かったと思います。

 

※この後、昔ちらっと見た大会での話や、各メンバーのアレコレと、ついでにウマ娘の話で約1時間ほど話し込みました、笑

最後に

今回は、チームリーダーのKS27さんに、甲子園練習を中心とした話を色々伺い、「甲子園出場の記録」という主旨での記事をお送りいたしました。

スプラ甲子園は、今年もまだ関西、福岡もありますし、恐らく来年以降にもまだまだ続いていきます。
これから出場を目指す人も沢山いらっしゃると思いますし、そのような方にも何かの「良いきっかけ」にでもなれれば幸いです。

それでは、長文ご拝読頂きましてありがとうございました。

コメント

  1. KS27 より:

    インタビュー記事ありがとうございます!こういう風に書き起こしていただくと得れたものが大きく改めて良い甲子園だったなと感じました(笑)
    スプラ3ももうすぐ1年が経ちますが私は頑張りすぎないように頑張っていこうと思います!

    • Merci. より:

      こちらこそ貴重な談話を頂きましてありがとうございます。
      そういえば、私は20台の頃から、例えば学生バイトの子らに「頑張るのではなく’張り切れ’」という言い方を良くしていました。

      インタビュー記事はいざやってみると結構大変でしたが、ちょちょっと編集した動画とかよりは、ちゃんと「言葉の意味や背景を汲んだ」形で記事に出来るという部分があるので、これはこれで良かったかなと思いますね。

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