本日は予選ラウンド開始が近づいて参りましたチャンピオンズミーティング「DIRT」のチーム戦術考察です。
当厩舎は今回「差しエース軸」なので、後方脚質を主軸に据える視点からの考察になります。
環境を読む
チーム戦術を語る為には「環境を読む」必要があります。
以下、私が実践している、ルームマッチを利用した環境の読み方です。
・ルムマ環境の変遷
・開催条件発表~初期環境:基本的にトップ猛者しか居ない。「強い」と目されるウマが多い。
今回は「コパノリッキー」がこの枠のウマ娘になります。
・中期環境:猛者たちは2番手の育成や「メタ対策」の育成を講じはじめる。猛者への「チャレンジャー層」が試走を始める。
最近にしてはデバフが多い感じがしました。
又、「思ったより差しが多い」と個人的には思いました。
・開催直前環境:本番のラウンド2や決勝に近い環境。「本番を想定したチーム」で参加してくる人が多い。
「ラウンド1開始前の土日」が本番に最も近そうなので、この日に環境を見ます。
次項で詳細に触れますが、この時点でもまだかなりの「デバフ環境」でした。
直前環境の脚質分布
「逃1、差1、追1」で前半10戦、「先1、差1、追1」で後半10戦、合計20戦行いました。
4,50戦やってた頃もありますが、だいたい20戦くらいで大枠は見えてくるので、最近は20戦だけしっかりデータを取って分析するようにしてます。
以下、実際のデータです。
上段の表:私以外の参加者の脚質分布数、です。
中段の表:参加バのうち「大逃げ」「種類別デバフ」の数をピックアップしてます。
下段の表:各レースの1着の脚質です。赤字は私のウマが勝った部分になります。
最初に上段の表を見ると、一見差しが多いように見ますが、デバフの数が30ほどあるので、実際の「レースをしている差し」は約30、追込と合わせても40くらいで、逃げとほぼ同数という事になります。
レース展開としては、「逃げ先行」合わせて約50なので、なんだかんだで「前目が多い」展開のほうが微妙に多そうではあります。
一方、1着の回数は差しが最多になりましたが、これは差しが逃げより強いという事ではなく、先に述べたように「猛者の逃げ」は既にルームマッチにはあまり見られない為、あくまで「最強は逃げ」ではあるものの、実際の本番においては「差しにも十分チャンスはある」という事を示している、と解釈するのが良いと思われます。
本番の展望とチーム戦術
ルームマッチの現状は以上のようになりましたが、実際の本番ではこの環境よりもさらに「もうちょっと全体的に丸くなる」という傾向があります。
丸くなる=脚質分布が均等に分かれる≒「もう少し先行が増える?」ことが予想されます。
これは第1ラウンドでは顕著ですが、第2ラウンドや決勝においても多少見られる傾向です。
というわけで、本番で想定される脚質分布(の平均)は逃げ2+先行1~2の「前脚質3~4分布」という事になります。
こうなると、差追エースの、とりわけドーベルがエースの私としては、自前で逃先を出すことはどちらかというと「悪手」になるので、本番でのチーム編成は
差しドーベル+追込デジタル+デバフ
が現時点での最適解、という事になります。
※一応最後の育成として「ハイボルテージ型の差しデジタル」を育成してみようと思います。
使うかどうか分かりませんが、環境読みが外れることもありますので「出来る準備はしておく」のは大事です。
まとめ
以上が、私がいつも本番開始前に考えている、ルームマッチを使ったチーム戦術(チーム編成の考え方)になります。
この戦術論はあくまで「想定」なので、実際は違う脚質分布になる事もあり得ます。
そこはもう「勝負」という事ですね。
ちなみに、今回の論点とは関係ないですが、先行が1勝しかしてないのが若干気がかりですね、サークルメンバー達の、参加予定のメンツ的に。
まぁ出走数がそもそも少なかったので、「だからと言って絶対勝てないか」というと、そんなことはないと思います。
ない、はずです(苦笑
というわけで、後は本番を楽しみに待ちつつ、チャンミが終わればいよいよ2.5周年(新シナリオ)が来ますので、その先の「戦略」も考えておくとしましょう。
コメント