本日は5月LoH’300傑への道’第6話
「之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」
回でございます。
24’5月LoH 結果発表
それでは、24年5月開催の「リーグオブヒーローズ・長距離」の結果発表でございます。
まず最初に、各出走バの戦績をご覧頂きたいと思います。
各出走バの戦績短評
マックイーン:勝率6割超え・複勝率94%はいずれも弊厩舎のLoHにおいては過去最高という戦績を収める事が出来ました。仕上がりのおかげか、たまたま運が良かっただけなのかはわかりませんが、出遅れによる一意専心の不発や展開不利状況も、以前のチャンミ時より体感では少なかったように思います。
チャンミと違い、ウマ単体で連勝することに価値があるわけではありませんが、それでも7か月ぶりに本育成した主力ウマが連勝街道を爆進する姿には心躍るものがありました。
ドトウ:昨年9月の長距離LoH時はチームトップの戦績だったドトウさん、今回は複勝率が83%と約7%のダウンという結果になりました。
残念ながらはっきりと「このレベルの戦いにはついていけない」という事を、認めざるを得ません。
その主たる要因は「使える自前進化スキルが1つしかない」点に尽きます。
1着も20回あるように勝ち筋自体がないわけではありません。
ですが、1発勝負のチャンミ決勝ならまだしも、アベレージ勝負のLoHにおいては後述のローレルと比べて「位置取りのアベレージに決定的な差がある」というのが浮き彫りになってしまいました。
それでもなお、戦前に語ったように、このドトウと共に戦ってきたことは、我が厩舎の誇りです。
ローレル:今回、しっかり仕上げたローレルは前回比で「勝率・連対率・複勝率、全てアップ」という上々の結果となりました。限られた全体の育成時間の中で、ローレルに割いた割合は決して多くはありませんでしたが、本当によくやってくれたと思います。
この貢献度に報いる為、次回の長距離チャンミではローレルのチャンミ初出走に踏み切ろうかというのが、現時点でのローレル単体での展望になります。
開催日程別戦績
次に、メインステージ初日から最終日までの、日別戦績を振り返りたいと思います。
(※ブロンズ終了時の4000ptからスタート)
初日:4,880pt(-120pt)
二日目:4,680pt(-320pt)
三日目:4,850pt(-150pt)
四日目:4,800pt(-200pt)
五日目:4,890pt(-110pt)
六日目:4,590pt(-410pt)
全体を見てみると、二日目の-320はかなり痛いですね。
そして最終日には力尽きた感があります(苦笑
この点については、マッチングの運やそもそものマッチングさせる時間帯の問題等々もあるかと思いますが、私の言う「無微課金」とは「=時間的制約」を含む概念である為、ここはもう私ではどうしようもない部分になります。
今後も厩舎の方針としては、あくまで「それを超越できるような育成を目指す」というスタンスで取り組んでいきたいと考えています。
次回に向けて:「編成」を考える
それではここからは、次回の長距離LoH(※1年以上後になりそうですが)へ向けての展望をしていきたいと思います。
先に振り返りましたように、やはりドトウ入り編成では300傑を目指すのには非常にハードルが高いという事は受け入れざるを得ません。
では、代わりに誰を入れるのがベストなのかと考えた場合、
まぁ現状の手持ちの中ではこうなるでしょうか。
実は、元々はこの編成で挑む予定だったのですが、昨年12月の長距離チャンミでドトウが優勝したことで「ドトウを出したい」欲に駆られてしまい今回の編成になった、という経緯があります。
人間、欲に負けるということは、すなわちこういう事です(笑)
ですが6日間全体の戦績を鑑みるに、果たして「タマモクロス採用だったら300傑、あるいは33,000ptすら超えられていたのかどうか?」という疑問が沸いてきます。
そして、恐らく答えは「限りなくNoに近い」気がします。
実際の300傑に入っておられる方のほとんどが、このような「逃げ2+α」という編成を採用しています。
これは今回に限った事ではなく、基本的にLoHのランキング上位はいつもこのように「前目偏重の編成」が主流です。
ちなみに弊厩舎は、この3期キタサンとダンスウンス、いずれも所持しています。
その上でこの編成を採用しなかった理由は、先に挙げた「ドトウを出したい」という事ともう一点、「逃げ2編成は水マックと相性が悪い」という事情があります。
水マックの性能解説をする折に何度か触れたことがあるかもしれませんが、基本的に水マックは「対逃げキラー」の性能をしています。
水マックの最強育成を目指すとそれは同時に、逃げ2のどちらかを潰してしまうという事になりかねません。
つまり、今回私が300傑に届かなかった理由には、「水マックを最強に仕上げたい」というもう一つの隠れた欲が存在していた、という事です。
結論として、欲を一切無視した状態で真に300傑を目指すなら「黒マック・新キタサン・ダンスウンス」の編成で行くべき、でしたね。
昨9月の長距離LoHで水マックではなく黒マックをなまじ採用していたのが逆に仇となり、「水マック育成したい病(※水マックは過去にチャンミで1回しか採用していない為)」が内在していたようです。
之れを好む者は、之れを楽しむ者に如かず
最後に、今回の長距離LoHから得た事の総まとめをしておきます。
次回の長距離LoHが仮に今とほぼ同じ環境であるとして、前項で結論を出した「黒マック・新キタサン・ダンスウンス」の編成を採用するかと問われると、現時点ではっきり「Yes」と申し上げる事はありません。
孔子の言葉に、以下のような格言があります。
之れを知る者は、之れを好む者に如かず。
之れを好む者は、之れを楽しむ者に如かず。
私のウマ娘には、既に歴史があり、縁があり、その上に感動(物語)があります。
これまでも、マックイーンの初プラチナや三階級制覇、ドーベルVSデジタルの対決、ドトウ悲願の優勝・・・等々。
逃げ2編成を採用する時は、その時私自身がそうしたいと思えたら、そうする事でしょう。
現時点ではまだ「賢さタイシンから迫る影が取れるようになったので、追込ドトウの復権を狙ってみたい」とか考えてるような、そんな偏屈厩舎トレーナーであることもまた事実です。
私は私の信念の赴くままに、「之を楽しむ者」として、改めて邁進していきたいと思います。
コメント