【スプラ解説】「イカランプ」は、なぜ見る必要があるのか?【簡易ゲーム理論】

立ち回り攻略
調教助手Ma氏
調教助手Ma氏

年末年始の特別企画として、久々のスプラ解説第一弾は「イカランプ」にまつわる話題をお送りしたいと思います。
ゲーム理論的な観点の内容になりますが、専門用語は使わずに極力シンプルな解説をしていきますので、どうぞお気軽に読み通して頂ければと思います。

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2種類の「団体競技」

スプラトゥーン」というゲーム(※ここでは「ゲーム」=「競技という意味)は「4対4のゲーム」、すなわちいわゆる「団体競技」です。

「団体競技」という言葉を聞くと、皆さんはどのような形式を想像されますでしょうか?

学生時代に部活動をされていた方も多いでしょうし、例えば野球やサッカーのような複数人で行うスポーツがイメージしやすいかもしれません。

団体で行う競技を、「競技の形式」という部分に着目した場合、大きく分けて2つに分類する事が可能です。

それは、

複数」対「複数」が同時進行していく形

②「1対1」が複数存在している形

の2種類になります。

 

①「複数」対「複数」が同時進行する競技

1つ目は「複数」対「複数」が同時進行していく競技です。

サッカーやバスケットボール等はこちらに分類されると言って良いでしょう。

「スポーツ」と言われる競技においてはイメージのように両チームとも「同数」であることがおおよその前提(スポーツはフェアな条件である、という暗黙の了解的な)になるかと思います。

競技という括りではないかもしれませんが、実際問題として本当の意味での「戦い」だった場合、お互いが同数とは限らない、という部分も、ここでは一旦頭に入れておいて頂ければと思います。

 

②「1対1」が複数存在している形

2つ目は「1対1」が複数存在している、というケースの形式です。

スポーツなら柔道であったり、囲碁・将棋等の「団体戦」はこちらの形式が取れているのが一般的と思います。
厳密には1で勝った方が引き続き2番手と対戦するような「勝ち抜き方式(※この場合、疲労度考慮するゲーム理論が研究されている事例もある)」もありますが、ここでは互いに干渉しない形式として話を進めます。

この場合、あくまで団体戦として勝敗を決定しはしますが、対戦ゲームとして実際に行われているのはあくまで「1対1」です。

 

③スプラトゥーンのゲーム性

①と②の前提を考慮した上で、それでは実際「スプラトゥーン」はどういう形式の競技なのでしょうか。

大まかに見れば①のほうに分類されると考える事が出来そうです。

その時その時によって、局地的に②のような状況が生まれていることもあるでしょう。

さらにスプラトゥーンでは、相手を倒す事によって一定時間相手をゲームの盤上から排除するという事も可能です。

 

画像のような「多数対少数」の状況になった場合、どちらのチームが有利だと思いますか?

当然、多数側のほうが有利であることは明白、というわけです。

 

「イカランプ」はなぜ見る必要があるのか?

それでは、今回の命題に戻りたいと思います。

「スプラトゥーン」というゲームは、基本的に①のような「複数対複数」のゲームでありながら、局地的に②のように「1対1」が同時多発するゲームでもあり、ひいては③のように人数の有利不利が発生するような状況も多々あります。

このようなゲームにおいて、仮に自分自身がイカランプを見ない、すなわち人数の有利不利を把握しない、とどうなるでしょうか?

極端な話をすると、自分だけ②の形式の試合のみを行っている状況であり、③の状況をあえて捨てているような行為、という事になります。

①~③を取捨選択できるゲームにおいては、③の状況の時に味方と協力して一緒に相手を倒しに行ったり、ヤグラ乗りやホコ持ち等のルール関与を行ったほうが、勝つ確率を上げるという意味では理に適います。

 

なので、

「イカランプ」を見る必要がある

のです。

 

最後に

本日は年末年始特別企画としまして、スプラトゥーンの「イカランプ」にまつわる話題をお送り致しました。

今回解説したように、イカランプを見るという行為は、スプラトゥーンを上手くなるという観点において非常に大事な要素になりますが、個人的にはそれ以上に大事に考えている事があります。

それは、「イカランプを見る」という行為を、プレイヤー個々人がどこまでモチベーションを持てるのか、という事です。

この手の話題は、内容だけを考えれば正直なところ「今更」だと思います。
イカランプ関連の基礎情報は、私自身ですらもう何年も前のnote時代から発信している事柄です。

それでもあえて今この時期に、このような記事を執筆する判断をしたのは、アプローチの書き方によって読み手のモチベーションに改めてアクセスできるのではないかと、ふと思った事がきっかけです。

 

努力の方向性がニアミスしているのは、ただただ、勿体ない。

 

そういう想いからの、企画です。

もう一記事予定していますので、ここまで読んで頂けた方は是非そちらも宜しくお願いします。

 

というわけで、本日もありがとうございました。

 

 

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