【30代以上向け】スプラ上達の為に「最初に知っておくべき知識」【モチベーション管理】

大人のスプラ学
Merci.
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本日は年末年始特別企画第二弾、上達の為に「最初に知っておくべき知識」をお送りします。
数年間のチーム活動を経て、改めてその重要性を感じる部分について触れていきたいと思います。

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上手くなる為の「成長戦略」

皆様に質問です。

誰かに「スプラが上手くなる為」に、何かを教える事になったら、まず最初に何から教えますか?

 

もう5~6年前になるでしょうか、実際に私がKS27氏に「最初に教えた事」は、今思い返してみても間違っていなかったと思います。
むしろ方法論という観点では、スプラに限らず何にでも通じると思いますし、リーダーシップ・指導者論においては参考になるのではないでしょうか。

最初に教えた事、それはエイムの合わせ方でも、立ち回りの考え方でもなく、

収穫逓減しゅうかくていげん

という、経済学用語であり、概念と言いますか、考え方のようなものだと思って頂ければ大丈夫です。

 

「収穫逓減」とは

「収穫逓減」とは、同じ投資をしても、利益の増加分がだんだん小さくなる状態を指す言葉です。

スプラで例えると、総プレイ時間が増えていくにつれ1時間当たりの上達度が徐々に減っていく、という事です。

図表のグラフにおいて、初動の傾きであったり、どの程度低減していくのか、又は頭打ちになるのが200周辺なのか500周辺なのか等は「個人差」があるものの、この「減っていく」という現象そのものは誰でも実感として在るものだと思います。

 

「収穫逓減」を理解する意義

次に、なぜ「収穫逓減」を最初に理解してもらう必要があったのか、という話に繋がります。

感の良い方は、もう既に気付いているかもしれません。

 

収穫逓減を理解する意味とは、

ただ「ひたすらにプレイするだけ」では、成長に限界がある

という事を、言葉の表面上だけなく真に理解してもらう為、です。

 

成長戦略の根幹

成長戦略の必要性を理解してもらった上で、ここから初めて「イカランプを見る」等、立ち回りの話であったりブキ毎の使い方といった「具体的な説明」をしていったほうが、より一つ一つの事柄に対しての理解度と言いますか、先人達にとっての「正しい戦い方」を効率的に身に着ける事が出来るようになるでしょう。

 

どんな練習方法を取ったとしても、キャラコンであったりブキの練度というのは、いずれ必ず収穫が逓減します。

その際に、例えばイカランプをある程度見れるようになっていれば編成によって立ち回りを変えてみる」という選択肢で勝ち筋を拾うような戦い方であったり、環境やルールにあったブキ選択や自身の練習方法の選択肢・視野を広げることが出来る、のような流れに繋がっていきます。

それが、グラフで説明すると上方へスライドさせるような動き(イノベーション)となるわけです。

 

「指導」のありかた

今回は改めて、スプラトゥーン上達を目指す際に、「最初に知っておくべき知識」=「最初に私が教えた事」の話題をお送り致しました。

最後に、私の考える「指導」のありかたについて、少し触れておきたいと思います。

「スプラトゥーン」というコンテンツは、最初の「1」から数えると、そこそこの年月が経ったと思います。
そうなると、当然ですが多くのプレイヤーがそれなりに年齢を重ねてきているはずであり、仮にeスポーツとしての発展を展望するなら、コーチング等の「指導側」になる人の数も、(本来ならば)それなりに増えてくるのが自然な流れになるかと思います。

そのような現状の中で、これから「指導側」になる方には、是非押さえておいて欲しいと私が思うポイントが在ります。

 

それは、指導側の人は、プレイングや技術を教える事よりも、教わる側の「モチベーション」に重きを置いてほしい、という事です。

「楽しさ」を重視しましょう、という話ではありません。
「モチベーション」という言葉は、単純な一言で置き換えられるものでもありません。

教える側に必要なのは「Xパワー」ではなく、「心理学」や「行動経済学」の知識であり、それらを用いて相手により良い形で伝えるコミュニケーション能力です。

実スポーツの世界では、AIの発達によって、もうその流れがかなり来ていて、コーチに求められる能力が「 現役実績 < 真のリーダーシップ 」になる世界が近づいてきています。

 

そしてこれは、社会全般がブラックからホワイトへとどんどん移行している今の時代においては、一般社会人においても広く適応される時代が、いずれ訪れるかも知れません。

まぁ日本だけでも「会社」は無数に存在しているので、一般社会においての進行スピードはそこまで早くならない気もしますが、果たしてどうでしょうね。

それを決める(能力がある)のは、少なくとも私の世代の人間ではないのかもしれません。

 

と言った感じで、二日間にわたって特別企画記事をお送り致しました。

 

ここまで読んで頂いた方には、誠にありがとうございました。

 

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