【年間7冠】チャンミを勝つ為の「戦略」【ウマ娘 厩舎経営戦略論】

【ウマ娘】育成・攻略論
Merci.
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23年のチャンピオンズミーティングが全日程終了致しました。

今年はLoH実装の関係で「全8レース」実施となり、弊厩舎は2月以降7連勝で「7冠となりました。

そこで、今年のチャンミ戦績を改めて分析すると共に、一年間を通して「どのような戦略」を取ってきたかを分析・解説したいと思います。

戦略=大局的・長期的視野において、資産をどのように運用するかを決める方針・方策の事。
戦術=戦略を達成する為の具体的な手段。
つまり、普段の「コース解説」や「〇〇エースの作り方」、脚質編成の解説等は「戦術の解説」にあたります。

又、企業経営論において「資産」とは、「人」「物」「金」「情報(ノウハウ)」を指します。
これをウマ娘に置き換えると、「育成ウマ娘」「サポートカード」「(投資可能な)課金額及び育成時間」「育成技術・知識という感じになろうかと思います。

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7冠の戦績内訳と要点

まずは7冠の戦績を表にまとめた上で、その特徴を分析したいと思います。

 

開催条件1着2着以下エースデバフ
東京ダ1600mタイキシャトル(先行)イナリワン(5着・追込)、スマートファルコン(6着・逃げ)
中山芝2000m黒マック(先行)メジロドーベル(2着・差し)グラスワンダー(SP)
京都芝3200m水マック(先行)グラスワンダー(SP)、メジロドーベル(ST)
東京芝1600m黒マック(先行)サクラチヨノオー(2着・先行)、ミスターシービー(4着・追込)
船橋ダ1600mアグネスデジタル(追込)メジロドーベル(2着・差し)グラスワンダー(SP)
仏ロ芝2400m白マック(先行)メイショウドトウ(2着・差し)グラスワンダー(SP)
中山芝2500mメイショウドトウ(差し)メジロドーベル(5着・差し)グラスワンダー(SP)

このデータから読みとれる特徴としては、

①7勝のうち6勝は「デイリーレジェンドで取得可能なウマ娘」
②1~2着バのほとんどが「先行」か「差し」
③SPデバフのグラスワンダーを多用している

以上のような点が挙げられると思われます。

そして、これらの「中身」を紐解いていくと、そこには

選択と集中

という重要なキーワードが存在します。

 

①強ウマでなくても勝てるワケ

①のように、デイリーレジェンドで取れるウマがほとんどという事は、はっきり言ってしまえば

弱いウマでも勝てている

という事です。

ですが、②で触れたようにほぼ「先行」「差し」でしか、勝っていない(連対していない)のも事実です。

つまりこれは単純な話、

勝ち筋を取りに行くエースには、基本的に「先行」か「差し」のウマ娘を指名している

という、「選択と集中」が実行されています。

 

そしてこれらを実現する為には当然、サポートカードの面においても「選択と集中」を実施する必要があります。

 

②ガチャ戦略は「強いか弱いか」ではなく「使うかどうか」で決める

この表題は文字面だけを見ると、非常に「当たり前」な事を書いているように見えますが、これを実践できている人は意外と少ないと思います。

なぜならば、

・明らかな強カードが実装されると、引かないと「置いて行かれる」という不安にかられる
将来どのような育成ウマ・サポカが実装されるかわからない状況では、「使うかどうか」など誰にも分らない

このような心理状態になる事が多々あると、少し想像すれば分かるかと思われます。

その中でも「自分はこうやって戦うんだ」と、芯を持って選択することは、とても勇気の要る事で、簡単な事ではないでしょう。

この一種のジレンマのような状況こそが、サポカ戦略上における「選択と集中」の場面であると理解し、あらかじめ意識を持っていれば、少しは「勇気をもって踏み出す」事への後押しへと繋がるのではないかと私は考えています。

ちなみに、今年私が引いた主なサポカガチャ(1天井以上)は、
・賢ラモーヌ
・三女神
・速ジャンポケ
・復刻体スペ&体マック
そして、最近復刻した選択型の・力ブライアン&賢オペラオー
以上だけです。
「だけ」という事は、もちろん「エルコン&佐岳メイ」を、無料時期にメイ1枚引けた時点でスルーしています。

 

③デバフを出すことのメリット・デメリット

まず先にデバフを出すことの「デメリット」ですが、これは単純に、勝ち筋の「筋の数」が減ることです。

直近のチャンミにおいて、例えばもし「ドーベル1人エース+デバフ2」のチーム編成だったら、ドーベルがかかった時点で「固有不発≒勝ち筋がほぼ消える」というような状況になりかねません。
強力な進化スキルや長距離における回復スキルも「不発」になる可能性は0にはなりません。

よってデバフを出す事は、イコールこのリスクを絶対に背負う事になります。

一方、メリットは主に2つあると私は考えています。

1つ目は「育成時間の短縮(効率化)
2つ目は「チーム編成上の効率化

になります。

これらについては「デバフ」ウマの作り方の「デバフ運用解説」項にて詳細に書かれていますので併せてご覧頂ければと思います。

 

ウマ娘 厩舎経営戦略論

さて、ここまで「選択と集中」をテーマに、今年一年間のMerci.厩舎が実践してきた厩舎経営を論理的に解説致しました。

ここからは「そもそも選択と集中とは何なのか」を理解して頂くため、2つの経営戦略ウマ娘と絡めながら紹介していきたいと思います。

 

Ⅰ.競争地位別戦略

競争地位別戦略とは、ある市場において、企業が保有している経営資源の「質」と「量」の違いによって、取るべき効果的な戦略の違い(※1)を提唱した理論です。

 

画像:フォーサイト様より引用

経営学の講義等ではしばしば「自動車産業市場」に例えて、
リーダー:トヨタ自動車、チャレンジャー=本田技研工業、日産自動車
ニッチャー=光岡自動車、フォロワー=スズキ、ダイハツ工業
のように紹介されたりします。

これを、ウマ娘で例えると以下のようになります。

 

(※1)取るべき戦略の違い
リーダー(全方位):「強いガチャ」は基本全部引く。「強い環境ウマ」を強く育成して勝つ。
・チャレンジャー(差別化):「強いガチャ」を厳選して引く。対リーダーとの差別化(メタ戦略)を図る。
・ニッチャー(集中化):「推し一点集中」、最低でも「脚質特化」してガチャを引く。「推しの育成」という限定市場において、リーダーに勝るとも劣らないレベルに極める
・フォロワー(模倣):リーダーやチャレンジャーを模倣してガチャを引く。或いは完全なエンジョイ勢。低コストで適度なリターンを求める層

当サイトを運営しているMerci.厩舎が取っている戦略は言わずもがな、ニッチャー戦略になります。

といいますか、競争地位別戦略を基に考えた場合、無微課金で且つ育成時間をあまり取れないプレイヤーは、ニッチャーかフォロワーのどちらかにしかなれません。
この条件下で「チャンミプラチナを狙う」ならニッチャー戦略しかない、という見方にもなります。

表において、右か左かは自分自身以外の「外的環境」の影響を強く受ける為、自身の意思でポジションを動かすことは難しい場合もあるかと思います。
又、表の上下に関しては「プレイスタイルの差」の影響が大きいです。

いずれにせよ、どこのポジションが良い悪いではなく、重要なのは「自身が置かれている状況」と「自身が目指しているポジション」が一致している事(※2)、になります。

(※2)かつて私は、ニッチャーに位置しながらチャレンジャーの戦略を取った事が一度だけあり、それは22年4月のアリエス杯にあたります。
前月のピスケス杯(当時は実装スキルの関係で完全に「逃げー追込環境」で、先行で勝っている人は希少だった)を、完璧なまでに極めたマックイーンで圧勝した私は、

敢えてチャレンジャー戦略を取って、自分の地位を確認したい

と考え、クリオグリをエース出走させ、結果決勝2着に敗れました。
それだけでなく、予選の結果も総じて良くはありませんでした。
私の手持ち資産では結局「誰でもそこそこ強く作れる、わけではない」のです。

この事例から言えることは、如何に弱いウマで何勝しようとも、市場競争における地位が動くかどうかとは相関がなく、勝ちたければ「自身の置かれる状況において、適切な戦略を取り続けるのが最適解」である、という事に他なりません。

 

Ⅱ.ランチェスター「弱者の戦略」

一般的な「弱者の戦略」がこれを指しているかどうかは私にはわかりませんが、少なくとも当サイトでの「弱者の戦略」というフレーズは、全てこれを指します。

ランチェスター戦略の大元は第一次世界大戦時の「戦争における戦略論」です。
内容的には、前述の競争地位別戦略とかぶっている部分が多いので詳細は省きますが、要は戦力的な「強者」と「弱者」に分けた上で、それぞれが勝つ為に取るべき戦略を論じているものです。

そしてこの「弱者の戦略」の内容は、大部分がほぼ上記の「ニッチャー戦略の内容となっています。

当サイトの戦略論を語る上で、内容的にはニッチャー戦略だけで事足りますが「弱者の戦略」を付け加えた理由としては、
「弱者の戦略」を間違えて解釈しないで欲しい
というような考えがあります。
これはどちらかというと、ウマ娘上の問題ではなく、むしろ社会人としての認識として、ちゃんと理解しておいたほうが良いと個人的に思うから、です。

「弱者」というフレーズはあくまで定義上のもので、ウマ娘で例えると「チャンミを勝てない人」を指しているわけでは決してありません。
逆に、勝てない人が取るべき戦略も、決して「弱者の戦略」に限定されるものではありません。
極端な話、「強者」になれば済む話です。
競争地位別戦略での「リーダー」や「チャレンジャー」を目指すやり方でも、勝ちに近づくことは出来ます。

ここまでの解説をすると、内容が非常に難しいレベルになってしまう点が懸念されはしますが、仮に高校生や大学生、社会人であっても特に20代の方たちにとっては、間違った解釈をするとリスクやデメリットが大きいので、当サイトでは敢えて書かせて頂きたいと思います。

 

最後に

本日は、今年1年間Merci.厩舎が実践してきた戦略と、それの土台の部分にある戦略論を「ウマ娘 厩舎経営戦略論」として、書かせて頂きました。

出来る限り簡潔に嚙み砕いて執筆したつもりですが、それでも元々が奥深い経営戦略論の一部を切り取ったもので、端々に色々な他の理論であったり前提知識が必要であったりして、どこまでどのように言語化するか非常に悩みました。

ですが、一旦は一つの記事として発信できるくらいにはまとまったかなと思いますので、読み進めて頂けるとありがたいです。

まぁ書き手の個人的な感想としましては、「年末年始の時間があるからこその記事」という側面もあるわけですが(笑)

 

というわけで、ここまで読んで頂いた方には、心より感謝申し上げます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

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