本日は、久々に「継承因子」に関する話題をお届け致します。
チャンミ&LoHの攻略が当サイトのメインコンテンツですが、それらの合間にどのような活動を行っているのかという、Merci.厩舎の裏側みたいなものをお見せ出来ればと思います。
因子作りは何の為にやるのか?
具体的な因子作成の方法は、以前に解説した下記のリンクページをご覧頂ければと思います。
少し古い記事ですが、24年7月現在でも内容的には問題ないと思います。
さて、表題に戻りますが、そもそも因子作り(因子周回)とは何の為に行うのでしょうか?
その答えは当然、プレイヤー一人ひとりによって異なるわけですが、Merci.厩舎の目的としては、
好きなウマで勝つ
という事になります。
勝つというのは、主にチャンピオンズミーティング(最近は一部LoHを含む)のA決勝を指します。
弊厩舎は「無微課金」でありながら、出走バの選定に性能よりもまず「個人的嗜好を優先する」という理念が在ります。
よって、目的を達成する為の継承ウマ娘(=育成性能の底上げ&赤因子継承率の増加≒育成時間の効率化)の準備が必要不可欠です。
8月開催「DIRT」用因子
というわけで、他の記事でも少し触れましたが、来月開催のDIRT用因子を作成しましたので、簡単に紹介致します。
上記リンク先の記事は「解説用記事」なのである程度キチっと解説してはおりますが、実際のところ、弊厩舎はそこまでガッチガチに(例えば、親と親親との戦績をほぼ100%合わせる等)継承値を計算して因子周回をしているわけではありません。
「クラシックを牡馬路線か牝馬路線か」「ダートいけるのかいけないのか」
程度のノリでざっくりローテーションを組んでいます。
その一方で、基本的に周回をメイクラシナリオで行いますので、ダートもある程度行ける場合、結果的にはそこそこの継承相性値を盛ることが可能になる、といった感じです。
画像のマルゼンスキー(ダート9因子)も、試行回数としては10回未満です。
メイクラシナリオは継承相性値を最も簡単に盛りやすいシナリオなので、めんどくさがりな人や育成時間が限られている人には圧倒的にお勧めです。
実際の継承相性値
というわけで、相方のドーベル継承も自前で作成することにしました。
マルゼン側は今回のタキオンイベントを利用しましたが、その時点で因子研究レポートを使い切ってしまいましたので、ドーベル側は最初から「青☆2、マイル☆2で良い」という方針です。
一瞬で完成しました。
この組み合わせで「マイル5、ダート12」です。
ドーベル側はダートのGⅠをいくつか負けたので理論値を出せているわけではありませんが、それでも継承相性値の上乗せ分は、
(数字:同一GⅠ勝ち数)
マルゼン側:16+17
ドーベル側:13+15
マルゼンとドーベル:18
継承相性上乗せ値=(16+17+13+15+18)×3=237
となり、これを実際の育成として組み込みますと、
このような感じになります。
この継承相性値がいかほどのものなのかを言葉で表現するのは難しいのですが、あえてそれっぽく表現するとしたら、
いとも簡単に魔改造バをチャンミ仕上がりにすることが可能
と言っても良いレベルだと思います。
ちょうど一年前の前回DIRTチャンミでも、ダートCスタートだった本体ドーベルを全く同じように魔改造しましたが、本番出走したドーベル(ダートSマイルS)の育成完了までそれほど時間がかかった記憶もありませんし、今回も育成に苦戦するとは今のところは思っていません。
まぁでも継承自体「運」であることはそうなので、どうなるかはわかりませんけどね。
ただ少なくとも「10回に1回しかダートAにならねぇ」なんてことは無いと思います。
最後に
今回は、普段あまり触れる機会が少ない「継承因子」に関する話題をお送り致しました。
因子周りの話は、それ単体をどうこう考えるよりは、厩舎運営の全体像の中で「戦略的意図をもって組み込む」事が重要です。
因子周回を「めんどくさい」「大変だ」と感じる方のほとんどは、それを「単純作業」だとみなしているのが原因であることが多いと思われます。
自分自身で戦略的意図を作り出すことが出来れば、それ自体がモチベーションの向上へと繋がりますし、一種のセルフマネージメント技術とも言えるのではないでしょうか。
ウマ娘は「厩舎経営シミュレーション」です。
貴方の、そして我々の、厩舎経営力が試されているのです。
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