本日は「因子の作り方」の解説を試みたいと思います。
因子関連の話題は「難しい」「手間がかかる」というイメージがあるかと思いますが、実はちょっとしたコツさえ掴んでしまえば、むしろ「育成がめちゃくちゃ楽」になります。
極力シンプルに、分かりやすく解説したいと思いますので、ご拝読頂ければ幸いです。
因子作りの基本
因子作りで最も重要なポイントは「継承相性値を増やすこと」です。
例えばチャンピオンズミーティングでプラチナ獲得(LoHのプラチナ4)を目指す場合、距離適性をSにすることが必須です。
距離適性Sを付けるには、4月前半にある「継承イベント」で距離適性の赤因子を引くしか方法がありません。
論理的には、距離Sを引いた上でステータスの上振れや金スキルの全完走等を「同時達成する」のが、プレイヤー各々の「最高の仕上がり」ですので、その確率を少しでも上げる為に「因子作り」を行います。
次項では、基本となる継承相性値に関する基礎知識を解説します。
継承相性値の基礎知識
継承相性値の増やし方は、因子ウマと継承ウマが「同じGⅠを勝っている」事で、数値としては1勝につき3ずつ上がります。
合計10勝分あれば、30上がります。
継承相性値のベースはウマ娘各々でバラつきがあるものの、相性の良いウマ娘同士で「30前後」が最大値付近として設定されています。
つまり、自前で「継承相性値を盛った因子」を作った場合、元々の継承相性を凌駕出来る継承ウマ娘を作ることが可能、ということです。
以下、実際にこれから作る因子ウマをシミュレーションして見ましょう。
画像でいうと「タイキ ー ブルボン」「タイキ ー マルゼン」それぞれに適用されるので、
仮にタイキとブルボンとマルゼンが「全く同じGⅠを15勝」していた場合、タイキシャトルの継承相性値は「+90」になる、という事です。
元々のこれが、
こうなります。
これにさらに加えて、
・2人目側も同じように盛れる
・1人目と2人目の直同士の加算も同様にある
(つまり合計5カ所ある、ということ)
という感じになります。
ちなみに、相性評価の表示は合計51以上で〇、151以上が◎です。
仮に先ほどのタイキと、2人目にニシノフラワーを全く同じ継承親・同じ戦績と仮定すると、
以上のような相性値になります。
実際には2人目分の因子を作るのはかなり大変なので、片側は似たような感じで作られているレンタルを探す事になると思います。
もちろん両方を自前で作ることが出来れば、それに越したことはありません。
感覚的な話ですが、継承相性値300近くまで盛れれば継承イベント時の赤因子は「バンバン来ます」と言えるレベルです。
直近のチャンミで魔改造したマイルマックイーンや砂ドーベルも、本育成回数10回未満で仕上がっています。
因子作りのシナリオ選び
現在、因子周回の主流は「グランドマスターズシナリオ」になっているように感じます。
次いで「メイクラシナリオ」、たまに「アオハル杯シナリオ」で作られている因子もまだ見かけられます。
それぞれのシナリオの特徴を解説していきます。
「アオハル杯シナリオ」「グラマスシナリオ」の特徴
・サポカスキルのヒントを取りやすい
・比較的育成時間が短い
・三女神を編成することで「ウマ好み」のヒントを取れる
シナリオ因子に関しては、アオハル杯=「パワ賢さ」、グラマス=「スピパワ」が上がります。
最新シナリオの育成では賢さが溢れやすい為、その点でもグラマスがやや優勢と言えるでしょう。
アオハル杯のシナリオスキル、特に「力」と「根」に関しては、短距離レースでは比較的有用です。
デメリットとしては、目標レースがある為に「牡馬路線と牝馬路線のウマ同士で相性値が盛りにくい」という点が挙げられます。
この部分を解消することが、次の「メイクラシナリオ」のメリットにも繋がります。
「メイクラシナリオ」の特徴
・目標レースがない為、どのウマ同士でも理論上相性値をかなり高く盛れる
・距離、脚質指定のスキルを取りやすく、サポカスキルは取りにくい
・育成時間は比較的長め(最近はかなり改善されました)
・三女神を編成した上で評価値SS(※)を狙うのは若干ハードルが高い
・レースボーナスが高いカードがあれば育成自体は難しくない為、ある意味では初~中級者向き
(※評価値SS以上になると、白因子の☆が2以上になる確率が上がります)
継承で使われることが多いメジロドーベルやニシノフラワーは「牝馬路線」の為、自前で因子を作る場合はメイクラシナリオで作るのがお勧めです。
又、片側のレンタルウマに目星を先に付けておいて「それと同じGⅠを勝つように因子周回をする」というような使い方もお勧めです。
因子戦略のコツ
私が実践している因子作りは主に、
・1ヶ月~2ヵ月先のチャンミ(LoH)に向けての因子作りをする
・ストーリーイベント中にやる
というルーティーンで行っています。
現在のイベント期間では、先に来月のLoH=京都マイルの因子を作ってから、今は12月有馬記念読みでサクラローレル用の因子作りをやっている、という感じです。
もちろん当月に出すウマ用の因子が足りていなければ、そちらから順に取り掛かる流れにはなりますが、このルーティーンを「毎月続ける」事で、基本的に因子資産は(相当に運が悪くなければ)「十分に貯まってくる」と思われます。
毎日の1育成を「中身を大事にして」続ければ、十分勝負できる環境を整えられますので、コツコツ続けていきましょう。
最後に、過去の因子イベントで実践検証を行った記事「⇒コチラ」をリンクしておきますので、気が向いたらそちらも読んで頂ければ幸いです。
それでは、本日もご拝読ありがとうございました。
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