元競馬勢が見る「ウマ娘×Gallop」の景色

ウマ娘
Merci.
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本日はウマ娘×Gallop」に関する、ただの雑談です。

日々ウマ育成に頑張っているトレーナーの皆様には、息抜き程度にご拝読頂ければと思います。

Gallopさんのページはコチラ↓です。

「週刊Gallop」2023年10月22日号 | サンスポe-shop
※ご注文数が多いため、通常よりもお届けに日数がかかる場合がございます。創刊30周年!!日頃のご愛顧に感謝申し上げます『ウマ娘』×『週刊ギャロップ』コラボ連載開始30周年プレゼントキャンペーン スタート!◎特集・秋のGI名勝負物語 「ウマ娘 ...
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「Gallop」の思い出

私が週刊Gallopを良く読んでいたのは、今から約20年ほど前の、2000年代前半頃になります。

当時の私は基本的に競馬新聞ではなく、毎週Gallopを購入して週の中頃には「週末のメインレースを予想する」というルーティーンで競馬を嗜んでいました。

仕事の休憩中にGallopを買ってきて良く読んでいたのですが、いつしか周りの同僚やフリーター連中が興味を持ち始めて、職場で「競馬ブーム」が巻き起こった事もあります。
競馬のけの字も知らなかったのに「(Gallopの「紙上パドック」を見て)シンボリクリスエスがかっこいい」という理由で競馬を始めたヤツもいました。

そんな私ですが、Gallopに関して特に記憶に残っている事と言えば、

POG」と「20世紀の名馬100選

になりますね。

 

POG(ペーパーオーナーゲーム)

POGとは、簡単に説明しますと「新馬の競走馬を何頭か指名し、新馬戦~ダービーまでの間の獲得賞金をポイント換算して競い合うゲーム」です。
私がやっていた時は、確か牡馬と牝馬を5頭ずつ、とかだった気がします。
基本的に参加は無料(※昔は郵送だったのでハガキ代とかは掛かった)で、上位入賞者には景品が出る、という仕組みです。

何年間か参加していた気がしますが、最も記憶に残っているのは2003年~2004年シーズン。
牡馬側にキングカメハメハ、牝馬側にダンスインザムードを持っていたので、「馬主気分を味わう」という意味でも普段以上に競馬を楽しめました。

ポイント競走のほうは、キンカメはともかく、ダンスは血統的に「ほとんどの人が指名しているだろう」的な馬で、さらにそれ以外の8頭は重賞勝ち0だったので、まぁ全然ダメでしたけどね。

ちなみに、POGは現在も様々な媒体で開催されていますし、なんなら今年の2歳馬分もまだ全然間に合います

 

20世紀の名馬100選

20世紀の名馬100選」はGallopさん自体の企画ではありませんが、Gallop内で「毎週1頭ずつ詳細に紹介」みたいなコーナーがあったので、それが非常に印象的でした。

これがまぁアレですね、リアルウママニアへの入り口、でしたね(笑)

日本の名馬100戦は「20世紀の」と銘打ってはいますが、JRAが2000年に主催した「ファン投票」によるものなので、基本的には90年代の馬に票が集まっている傾向があります。
又、「名馬」という文言は「定義が人それぞれ」なので、「強さ」で選ばれている馬もいれば「人気」で選ばれている感のある馬も混じっていて、いわゆる「ランキング」としての機能はありません。

ですが、今見てみると非常に興味深いので、少しだけ紹介したいと思います。

20世紀の名馬100選(日本)
1位ナリタブライアン6位シンボリルドルフ
2位スペシャルウィーク7位シンザン
3位オグリキャップ8位ハイセイコー
4位サイレンススズカ9位エアグルーヴ
5位トウカイテイオー10位エルコンドルパサー

上位の10頭はこんな感じです。

前年に「年度代表馬争い」に敗れたスペシャルが2位、勝ったエルコンが10位というのが、完全に「当時のファン心理」を反映してますよね。

なので、ウマ娘の「主人公」がスペシャルウィークだと最初に知った時は「分かってんなぁ」と、正直思いました。笑

ちなみに7位のシンザンは「シンザン記念」の、シンザンです。
戦後初の「三冠馬」です。

8位のハイセイコーは、第一次競馬ブームの中心になった、「オグリキャップの先輩」みたいな馬です。

 

尚、米国版と欧州版の100選もあるのですが、こちらはファン投票ではなく競馬関係者による選出の為、まぁまぁちゃんとした「20世紀の名馬選」です。
故に「誰やねん」的な聞いたことのない名馬が沢山載っていて、非常に面白かったです。

 

「競走馬の擬人化」というコンテンツ

最後に、今回の「ウマ娘×Gallopコラボ」を通して、「競馬というジャンルの奥深さ」を私自身も改めて思い出しますし、競馬を知らない方々にも感じてもらえたら、とても嬉しい事だなぁと思います。

ゲームのウマ娘は現在、2.5周年~3周年の間です。

正直なところ、「競馬」というコンテンツ全体からすると、まだまだ深堀出来る余地は有り余っています。

「競走馬の擬人化」とかいう、20年前にはおおよそ想像もつかなかった「市場」は、現代に確かに存在していて、かつ独占が半永久的に続くだろうと考えると、これ結構ヤバいことなんですよね。

「競馬ゲーム」って沢山競合しますけど、「ウマ娘」って競馬勢視点からすると「競合しない」ですからね。
しかも「競馬=ギャンブルの市場に居る人たち」の金銭感覚って、普通のゲーマーとは全くの別次元なので(※経験談、笑)

いい意味で末恐ろしくもあり、私個人としては末永く楽しめるコンテンツであることは間違いないので、これからも引き続き嗜んでいければと思う次第でございます。

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